肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)
肩の関節を構成する、筋肉・腱・じん帯・関節包などの組織が、老化現象や外からの力が加わり(転倒や重いものを持ったなど)微小な断裂などの損傷により炎症が起きることにより発症します。
上記のような症状が起きやすくなります。
※そのほかに腱板断裂(使いすぎや外傷などにより切れてしまう)や頚肩腕症候群(肩こりなど)などの疾患も当てはまる場合があります。
痛みが強い場合は安静にし、直接冷やしたり湿布をはる。痛みが徐々に引いてきた場合は肩を冷やさずなるべく温め、適度に動かします。
頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)
デスクワーク・携帯電話の操作・スポーツ・掃除・介護など様々な原因で起きます。
上記のような症状が起きやすくなります。
※そのほかに頸椎椎間板ヘルニアなどの疾患にも当てはまる場合があります。
単純な肩こりでは血行障害が原因となります。同じ姿勢を長時間つづけるなどの姿勢不良により、肩の筋肉(僧帽筋など)が緊張状態となり縮こまった状態となります。この状態が長引くことにより疲労や痛み物質がたまり症状が現れます。
上腕骨内側上顆炎・外側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん・がいそくじょうかえん)
肘の周囲の筋肉などの組織が、使いすぎや強い力が継続的にかかるなどの状態が長く続くことによりおきます。特に中高年になると関節組織が硬くなるなど、傷みやすい状態になっており発症しやすいとされています。
上記のような症状が起きやすくなります。
※そのほかに変形性肘関節症やじん帯損傷、軟骨障害などの疾患も当てはまる場合があります。
安静にすることが早期の回復につながります。
腰の筋肉、じん帯、椎間板などの組織がちょっとした拍子に損傷を起こし発症します。腰に急な力が加わり起きてしまったり、老化などにより組織がすこしづつ硬くなるなどし柔軟性がなくなっていた場合に起きやすくなります。
※痛みの状態(楽になる姿勢がない、安静にしてても治まらない、ふとももの裏や足先に向かって痛みやしびれがあるなど)によっては背骨の骨折や椎間板ヘルニアなどの場合があります。
ぎっくり腰の場合、何日かたてば痛みがだんだん減ってきます。ある程度痛みが減って動けるようになってきた際は、ストレッチや軽い運動を行うようにします。安静を長期間保つと血行不良による腰痛や筋肉が衰えケガをしやすい状態になってしまいます。
筋肉がちぢまる際に、その度合いが大きいことにより発生します。全力疾走、ジャンプ、投球などのスポーツ中や、日常生活での歩き出し、起き上がり、重いものを持つなどでも発生します。体の疲労があったり、気温や道が悪いなどの外的要因により起きやすくなります。
肘内障(ちゅうないしょう)
子供の手を急に引っ張った際に、前腕の骨がじん帯から外れる亜脱臼症状。6ヶ月から3歳までにおきやすい。(まれに引っ張るなどの原因がなくても起きることがある)
アキレス腱付着部障害(あきれすけんふちゃくぶしょうがい)
アキレス腱付着部炎、滑液包炎・パラテノン(アキレス腱を包む膜)の炎症、アキレス腱炎の3つに分けられます。
膝蓋腱炎(しつがいけんえん)
ジャンパー膝、ジャンパーズニーと呼ばれるスポーツ選手(バスケットボール、バレーボール、サッカー、陸上競技に多い)にみられる膝の痛み。膝のお皿の付近に痛みが出ます。走ったり、ジャンプなどを繰り返す事により過剰な負荷が掛かり発生します。
特に10代後半から20歳前半に起きやすい。
ふとももの前側の筋肉である大腿四頭筋の強力な収縮が、何度も繰り返されることにより発生します。13歳前後の成長期の男の子によくみられます。
脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)
シンスプリントとも呼ばれ、すねの内側によく痛みが発生します。走ったりやジャンプなどを繰り返す事により発生する、過労性の痛みである。